USO9000の日記

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2011-01-24特別企画 『舞台探訪者インタビュー』

舞台探訪者インタビュー 第1回 準急鷲羽さん 『天地無用からCLANNADまで』 (第1部:2/2) 21:29


 前回に引き続き、準急鷲羽さんへのインタビュー、その第1部後半をお送りします。

 (前回の記事はこちら→第1部:きっかけは四国お遍路-「天地無用!」@岡山-(1/2)


 ※この記事は、準急鷲羽さんの許諾を得て、2009年夏発行のCD-ROM「QLAND 舞台探訪レポート 2009 SUMMER」に収録された記事を、5日間に分けて転載したものです。


第1部:きっかけは四国お遍路-「天地無用!」@岡山-(2/2)


 以下、

  鷲…準急鷲羽さん

  U…USO9000


■'90年代後半の「天地無用!」聖地巡礼ブーム(2/2)

 やっぱり、鉄っちゃんは多かったですか?

 鉄っちゃんは多かったですよね~。あとカメラ好きな人多かったですね。あと走り屋とか。だからたぶん話合いますよ。詳しい人が多くて。

で、まぁ、天地も'96年とかなると、最初からやってる人から見ると、もう見るとこ無いんですよ。現地案内してる木崎湖の人がそうみたいな、状態になって来るんで、話も所帯じみた話みたいになって、アニメの話はほとんどしない、みたいな。ただ、イベントだけは普通に行ってた。

 世話役みたいな?

 そこに住んでるわけじゃないんで、日にち決めて話なんかしてました。面白そうで行きたいな、と思ったのは大晦日とかね。カップラーメン持って集合、と。駐車場でお湯入れて、上持って行って、駐車場から歩くんですよ、祠まで行くんですよ。山の上で、それで年越しそばイベント、みたいな、そんな事やってましたね。

 昔から年越しイベントはあったんですね。

 ありましたね~、岡山、あったかいしね~。夏だとね、全然野宿平気。

あ、そうだ、テント張ってるって人がね、今だと結構問題になるかもしれないですけどね。昔は人口も少なかったし、平気でテント張ってました。で、泊めてもらいました。テント張ってて、「いや~、僕もせっかくですから参加させて下さい」って言って、友達と二人で。2-2でね。泊まってるのが二人で。僕ら二人で来てて、「泊めて下さい」、って言ってもテントの中では寝れないですからね。酒盛りして、何か、大トラになって、「ガー」とか言って、酔っ払って、石段ぐらいで寝たんですけど、二日酔いがひどくてね。大変な事になって、朝、「じゃ、また」って分かれた後、友達を送ってやらなきゃいけなくて、「京都に帰る」って言って、送ってやんなきゃいけないって、駅まで連れて行ったんだけど、二日酔いでひどくて、駅まで連れて行った後、どっかその辺に路駐して、2時間ぐらい寝てですね…。

 (笑)

 今でも覚えてる。すっごい安い酒ガンガン飲んだんですよ。…そういうの覚えてるんですよね。駐車場でね。路駐で、…路駐というか、空き駐車場でね。そこで喫茶店に入って、何か飲んで酔い醒まそうかって言って、コーヒー飲んだの。覚えてるんですよね、そういうの。

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 まぁ、面白かったですよ。ランタンとかの灯りでね。盛り上がって話してる事なんか、もう今覚えてないですけど…。

セミとかが、「ポトッ」って落ちて来るんですよ。「ミ゛~~ン」って言って。で、死ぬんですね。で、しゃべってると、「あ~、死んだかな~」と思ってると、また「ミ゛~~ン」とか言って。静かになったから死んでるかな、と思うと、また「ミ゛~~ン」とか言って。で、次の日は完全に死んでました。

…そういうのだけは覚えてるんだな、何ででしょうね(笑) 月の明かりと、セミと…。夜だから、もう、真っ暗ですね。周りに人がいないと、怖くてやってらんないですよ。真の闇。

あの中、テント張って…、面白かったですね。やっぱり、「現地で人に会うのがこんなに面白いんだ」って思って、味をしめて何回も行った。

 ふぅ~~~ん。

 ただ、最盛期を過ぎると、いなくなりましたね。'98年過ぎたら、ほとんど誰とも会わない。連絡でも取らないと会わないんですよね。

 あぁ、なるほどね。

 で、天地も実は、聖地が東京になっちゃったりして、

 えーと、「プリティ・サミー」の頃?

 劇場版の頃。

 あ~、ありましたね。

 当時、後半になって来るとインターネットが普及したんで…、これなんかがそうですね。「インターネット『天地無用!』巡礼のススメ本」ってこんなのが出てたんで印刷して持って来ました。コレ、今でもあるのかな?

 なんかどっかで見ましたよ、昔。…あ、でもこんなに詳細じゃなかったな。

 コレ印刷したのはね、僕なんかは逆にこんなの印刷しなくて。一緒に行った、三人目でXXX君っていう、お友達がいまして。「こんなのあったよ」って印刷して来て。「じゃ、もっと歩きなよ」って俺のところ持って来て。

 ふ~ん、あ、美凪駅が載ってるし。ここまで詳しいのは見たことが無かったですね。

 昔はいっぱいありました。そういうの。天地の紹介ページって一杯あったんですけどね。ものすごい一杯ありましたね。

 ほー。…

 すごかったんですよ。木崎湖のような常態性は無かったんだけど、ピークの時はものすごい人が一杯いた。

 そうだったんだー。

 もともとは瀬戸大橋とかしまなみ海道とかを自転車で渡ろうとか、そういうのが俺の目的だったんだけど、結局、最終的には一回ぐらい行きましたけどね。

 でも、だんだんと人と会うのが目的になって来て…。

 ええ、会うのが目的になって来て。これがあの、美星町の村おこしイベントのチラシです。…あ、前、やってたなぁ、これ、すっごい最近のチラシですよ。これはすごい最近。久しぶりにやってるなぁ、って。



 あ、本当だ。「聖地巡礼ツアー」。

 これ、すごい最近です。それ、もうPACじゃないですね。天地って版元が変わったんで、途中からPAC、パイオニアからジェネオンからポニーキャニオンか何かに移ったのかな?

第三期やってたんですけど、金が無かったから版権売り飛ばしちゃった。


■「天地無用!」、そして「聖地巡礼」について

 天地って、だいたい98年ぐらいで大体終息してるんですよね。

 映画の出来がちょっとアレで、しぼんだ気がするんですけど。

 劇場版も3作品あったんですけどね。

 あ~、はいはい。

 えーとですね、TV版の続きなんですよ。で、禍因っていう極悪の、白イタチのノロイを黒くしたようなのが敵なんですけど、それを閉じこめるために東京の江戸の五色不動霊場を借りて、結界を作るっていう設定。

東京の山の手線周りを、みんなで回るんですよ。 そん時に不動尊全部回るんですね。江戸の五色不動っていのは目白、目黒、目青、目赤、目黄、5色なんだけど、実際には目黄が二つあって、6個、不動尊が。で、この6個に装置を仕掛けるって設定で全部回るんです。キャラクターが。

で、早速これは行きまして。

 (笑)

 当時、その、やっぱり、結構回ってる人がいまして。

 これは何年ぐらい?

 ’96年かな?

 ふ~ん。

 ハマりましたねぇ、コレねぇ。

 ただ回ってもしょうがないんで、朱印状もらって歩きました。

 もらったんですか(笑)

 朱印帳に朱印押してもらって。

(色々資料を見ている)

これはねぇ、本人、梶島正樹の本です。ちと関係無いんで、おまけの本ということです。当時こういうのがありまして。

これはね、キャラクター原案の梶島正樹が出してる同人誌。いっぱいあるんですよ。何冊も出してて。こういうのにも、具体的に「舞台がどこ」とかたまに書いたりするんです。

 へぇ~。

 結局ね、実はね、天地はね、周りが良かった。当時の回想録とかスタッフの言質とか見てると、やっぱり梶島はたしかに原作者なんだけど、天地が盛り上がった理由は、やっぱり、周りが良かった。

 スタッフが。

 周りの、AICとかパイオニアとかが、周りに立っている脚本家とか演出家とかが、やっぱり良かった。洋介とか入った。あと長谷川菜穂子(とか、実は小説版天地って、脚本凄い良いんです。結構いい仕事が回ってね。

初め敵なんで仲悪いんだけど、だんだん打ち解けてきて、とかね。なかなか良い脚本で。まぁ、そういう良い脚本家がいたという。で、梶島もそういうのと組み合わさった時に、…

 力が引き出されて…

 力が引き出されて、うまく行ったというところはあった。

OVA第1期の6話が凄い面白かったんですけど、ダダダってキャラが出てきて、あれは別に狙ってやったんじゃなくて、本当はキャラを出すなって言われてたらしいんですけど、???とか、

「出さないわけにはいかない」って言って。第2期なんてやるとは分かってなかったから。当初出そうと思ってなかった。美星とか、脇役が当初出るはずがなかった。本当は出るはずがなかったんだけど、スポンサーが出そうと(笑)

じゃぁ、…という感じで、急遽繰り上がって出て来た。けど、最後の方のあのバタバタ感っていうのが、そう、しかも10分ぐらい延長されているんですよ、たしか。30分で収まんなくて。???とかかなりシナリオ詰め込んで、後から考えると、それがすごい良かった。

作ってる方としては。結構バタバタしてて。それらが全部こううまく、天地で言うと効果音とかも斬新でね、和音とか、あと長岡成貢とか、音楽やってる人が凄いイイ。当時のアニメの効果音とか、音楽とかを和風にしたんですね。和風にしたってのがありましたね。ミドルレンジでちょうど良い組み合わさり方をしたので、大ヒットした。

あと、まぁ、聖地巡礼っていう、日本を舞台にして、すごく、こう郷愁を感じるような、話ってのが、あの頃から出て来た。トトロとかですね、初めて出て来たのは、僕のイメージとしては。それより前は、聖地巡礼とかって、あっても、あんまり、ハイジとかってね、

 う~ん、そうですねぇ。

 アルプスの山に行ったとか、それ以外のアニメって、特に聖地なんて無かった。

 そうですね。

 裏を返すと、「地元やってもしょうがないよ」って感覚があって、それでそんな感じは無かったんだけど、天地無用!とか、そうやって'93年,'94年ぐらい? となりのトトロとかもそうでしたけど、???(註:聞き取れず)とか、こうすごく背景ってものによって綺麗って、見せるような作品によって、日本の舞台を出したら、それが逆にウケた。

 究極超人Rの飯田線とか…。

 結局、解像度とかも上がって来て、背景も綺麗になって来たって話があって、逆にやっぱり、地域的な話とか、つながりとか、やっぱり薄まったから、逆に薄くなったから、アニメに出て来ると、逆にウケた。

古い時代の頃は、そんなの別に出したって、しょうがないと思っていた。というのが、今は逆に地域のつながりが薄いから、地元の話とか、そういうのがウケるんでしょうね。逆にそれが、新鮮に感じちゃうんじゃないかな。

 あ~、それはありますね。

 聖地巡礼ってのは、なんか、今が、今逆に出て来た理由が、本質的には、「地元のつながり」みたいな文化が前と違って来たんじゃないかな、と。

 そうそう、だから地域コミュニティってのが無くなったんですよね。

 無くなっちゃったから逆に出て来たんじゃないかな?

 そういうのはありますよね。

 無くなったんで、逆にそういうのに対して憧れみたいなのが出てきてしまった。

だから、何が面白いって、行ったら誰かいて、ギャーギャー騒いでいるっていう所がある、みたいな所が僕が参加したいな、って思って、それが原動力になった感じがある。

逆にそれが無いから憧れるんでしょうね。あった頃は、別に、普通だと思っていればわざわざ行ったりしない。

 それはそうかもしれないですね。あの、らきすたのみこし担いだり、っていうのを見ていると、ああ、そうなんだな、って。

 その話もそうだけど…。

あの、僕の原点は、何か、木崎湖みたいなのは、面白くていいですね。

 誰かいて、何か騒いでる、何か話してる、そういうのするには、さすがにちょっと歳食いすぎた。同い年ぐらいの人がいてくれると嬉しい。無いですか?(笑)

 確かにねぇ…。

 ホント、行って、連絡ノート書いて、誰かいたら、「こんちわー」って言って、話をして、「一緒に回りませんか?」って言って、回りましたね。毎年、だんだん減って行ったんですけど、毎年1人か2人はそういう人がいて。

…今日、勘違いして持って来なかったんだよな。その当時日記書いた、1回だけ日記書いたことあったんですけど。その時、□□さんていう人と会って、回った時の事が鮮明に残ってて、それ持ってくれば良かったね。忘れ来ちゃった。

 何か…、やっぱり会社員なんで、本格的にコミュニティ作って、その…、何かやって、ってする時間全然無いんで。その場で考えられる人を捕まえて、パッとやってた、ぐらいで、じゃないと責任もとれないんで、そういう範囲で出来る事を、やってるぐらいでしたね。

で、天地はそんなに巡礼場所も無くて、舞台が出て来るわけでもないんで、どっちかというと目的は、そこに行って騒ぐ事が目的。誰かパッと騒ぐことが目的。何か撮影して撮るっていうのは無いんです、天地って。逆に言うと、だから、やっぱり、社会人になってみんな抜けて行くと、消えて行きましたね。やっぱりヒマも無いし、結婚したりするし。今でも、まぁ、細~いつながりでね、たまに会ったりとかもありますし、まぁ、天地で一緒にやってた人と、会いますけど。

ここに写ってる友達とはいつも会ってますけど。やっぱり、旅行で天地っていうと大分少なくなりました。もう、皆さん結婚したり、職に就いたりとかして。

 それはでかいですよね。

 あんまりネットが、…ネットでつながってたわけでも無かったんで、ネットのメアドとかも知らないですから。□□さんぐらいは連絡取れるのかな? □□さんとか、何人かは連絡とれる。でも、この1,2年は全然会ってないですねー。

っつーか、現地に行ってないんだろうなぁ、もう。最後に会った時には、「エヴァンゲリオンが面白い」とかいう話をしてたっけなぁ。二人で。


 以上、第1部後半をお送りしました。

 「聖地巡礼」,「舞台探訪」という活動がネットで広く知られる前の時代における、貴重な活動の証言でした。

 読んでる皆さんも、当時の雰囲気を感じていただけたのではないでしょうか?


 さて、次回は、いよいよ本格的なネットの時代に突入。鷲羽さんも活躍の場をネットへと移して行きます。


 >>第2部:予想外の反響、そして本格化-「AIR」@舞鶴・小浜-へ


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